前回は布袋竹の伐採~油抜きを行いました。
今回は布袋竹とグラスソリッドの加工~接着と、リールシート取付部の加工を行います(^∇^o)ノ
竿作りの手順
このような手順で竿作りを進めていきます(^-^)v
赤文字は今回の記事で行う手順です♪
- 布袋竹の伐採
- 布袋竹の汚れ取り
- 布袋竹の油抜き
- 布袋竹の曲がり取り
- 布袋竹の乾燥
- 布袋竹とグラスソリッドの接着
- リールシート取付部の加工
- 漆(うるし)塗りの練習
- 漆(うるし)塗りの本番
- リールシートやロッドガイドの取付
- 籐の装飾
- 伊勢海老竿を2本追加で作成(元径9mm)
必要なもの
●布袋竹
前回の記事で作成した竹を使います♪
●グラスソリッド
釣り竿には必須なブランクです。
「全長900mm x 元径8mm」と「全長900mm x 元径9mm」を用意してみました(*’▽’)
●ドリルドライバー/ドリル刃
グラスソリッドと接着剤のスペースを空けるのに使います。
真っ直ぐな竹でも、グラスソリッドがどこかに接触して真っ直ぐ刺さらないのであると非常に便利です♪
ドリル刃は10mmを使用しました。
●万力
ドリルで布袋竹に穴をあける際、布袋竹を固定するのに使います。
●接着剤
布袋竹とグラスソリッドを固定します。
5分程で固定される二液性のものが使いやすいです♪
80gあれば釣り竿3本程度作れると思います。
●段ボールの切れ端
二液性接着剤を混ぜ合わせる台として使います。
●ディスクグラインダー
リールシート取付部を加工するのに使いましたが、あると作業が捗ります♪
●耐水ペーパー
布袋竹とグラスソリッドを接着した後の、接着剤の形を整えるのに使います。
耐水ペーパーに水をつけて研ぐと、削りカスが飛ばないので室内でも作業が出来ます(^^)!
●消しゴム
消しゴムに耐水ペーパーを巻き付けて使うと、出っ張った部分だけ削ることが出来ます♪
挿入口の加工
布袋竹にグラスソリッドと接着剤のスペースを空けていきます(‘◇’)ゞ
まず万力に布袋竹を固定します!
次にドリルドライバーを使用して、なるべく真っ直ぐ穴を開けましょう♪
深さは適当にドリル刃が見えなくなるまで深く開けました(‘∀’)
接着剤が入る適度なスペースが出来ました!
画像のグラスソリッドは元径8mmのものです。
リールシート取付部の加工
加工せずにリールシートを取付けようとすると、竹の節が邪魔でうまく取り付けられません。
そこで、ディスクグラインダーでリールシート取付部を作ります(^∇^)ノ
「削って⇔リールシートを合わせて」を繰り返します(^▽^)/
~Before~(写真1枚)
~After~(写真4枚)
これでリールシートの取付準備完了です(⌒。⌒)♪
接着
次は失敗が許されない布袋竹とグラスソリッドの接着です(;^_^A
まずどこに固定するか入念に確認します♪
次に接着剤を準備しましょう!
A剤とB剤を適量だして、付属のヘラで混ぜ合わせます。
硬化するまでの5分は長いので、ゆっくり作業して大丈夫です(*‘∀‘)
混ぜ合わせた接着剤を竹の中に入れ、グラスソリッドを差しこみます!
グルグル回して接着剤が垂れないようにしましょう。
接着剤が硬化してきたら、グラスソリッドが真っ直ぐになるように調整します!!
接着剤の量が少なくて理想と違ったので…後付けしました♪
接着剤が固まってきたら、指で形を整えましょう(‘ω’)ノ
ヤスリ掛け
次に接着剤の形を整えていきます♪
耐水ペーパーの「#320」と「#600」を使用しました!
「#1000」と「#2000」は漆塗りで使用します(^.^)/
消しゴムに耐水ペーパーを巻き付けて、出っ張りをとっていきます!
耐水ペーパーに水をつけて研ぐと、削りカスが飛ばないので室内で作業が出来ます(^^)
いい感じに形が整いました(*´▽`*)
完成です!!!
あとは漆塗りでデコレーションして、ロッドガイド等を付ければ自作竿の完成です(‘▽’*)
コメント一覧
こんにちは。
私は今、伊勢エビ竿を作っています。作る過程において未経験と知識不足で非常にハードルが高いのを実感していました。が此の制作記事を見付けて非常に助かりました。
ありがとうございました。
茨城県神栖市 大木 明
こんにちわ(^-^)
丁寧なコメントありがとうございます♪
参考にして頂けたようで、記事を書いた甲斐がありました!
良い竿が出来ることを祈ってます⭐︎