カヤック中に砂を混入させたまま、釣りをする楽しみを優先して使用し続けたことでゴリ感がでてしまいました…(◞‸◟ㆀ)
これを解消すべくオーバーホールを行なったので、手順や注意点などを紹介します♪
また、グラップラーのドライブギアに製造不良品が混じっている可能性があります!!
詳細は「ゴリ感の原因と解消」をご覧ください(*゚ェ゚*)ノ
必要なもの
●シマノ純正 リールメンテ スプレーセット
シマノのオイル/グリスセットはお手頃価格なので、メンテナンス入門には良いと思います♪
良質なオイルを求めるなら「ナスカルブ」が非常にオススメです(´∇`)!
オイル切れの心配がほぼ無いので、ベアリングやレベルワインドにはこのオイルを差しています♪
この動画をみれば「ナスカルブ」の凄さが分かると思います♪
●シマノ純正 ドラググリス DG01・ギアグリス DG04
リールのドラグ部・ギア部に使用します!
使用前に古いドラグ・ギアグリスをパーツクリーナーで落としておきましょう♪
●パーツクリーナー(プラスチック使用可)
古いオイル/グリスを落とすのに必須です∑(*゚ェ゚*)
●パーツ付け置き用のビン
ベアリングやドライブギア、ピニオンギアのつけ置き洗浄に使用します♪
100均などで安いビンを見つけてくるのがオススメです(´∀`)
●キッチンペーパー/めん棒
パーツクリーナーで落とした古いオイル/グリスを拭き取るのに使います!
ティッシュはケバケバが残ることが多いので注意∑(´゚Д゚`)
●精密ドライバーセット/モンキーレンチ
リールを分解するのに必要です(´∇`)
●ピンセット
分解したリールの部品は小さいので、あると摘みやすくて便利です♪
●トレー
作業が一日で終わらない場合もあるので、トレーに分解した部品を乗せておけば次の日に続きの作業が出来ます(・∀・)
ゴリ感の原因と解消
結論から言いますと、オーバーホールではスムーズな軽い巻き心地になっただけで、ゴリ感は解消しませんでした∑(´Д`)
ゴリ感の原因はドライブギアの傷でした!!
ドライブギアの歯車を横からじっくり見ると、目視で分かるほどの傷が!!
仕方なく某釣具チェーン店で純正パーツのドライブギアと、念のためピニオンギアも取り寄せ♪
約2週間後に入荷連絡があったので取りにいきましたが、取り寄せたドライブギアもなんと傷物∑(゚Д゚)
傷物のため返品&再取寄せすること3回!!
ドライブギアに目視で分かる傷が3つ並んでいて、爪も引っかかります。
3回目のドライブギアを包む袋には、「品質確認済み」とか手書きされていて傷がついてますから。
シマノの品質にはガッカリ( ̄∩ ̄#!!
パーツを受け取った直後に開封して店員さんにも確認してもらったので、もちろん私は傷をつけていません!笑
4回目の取寄せは1ヶ月ほどかかるとの事で…。
恐らく製造ロットに問題があったのでしょう!!
この製造不良品のドライブギアを使っている人が居るかもしれません!!
心当たりがある方は一度確認してみてください( ゚Д゚; )
1ヶ月後、なんとか4回目の取寄せで綺麗なドライブギアをGET!!
ゴリ感の無いスムーズなグラップラーに戻すことが出来ました(*´ェ`*)ノ
純正パーツを取寄せた場合は、傷がないか念のため確認しましょう!!
メンテナンス時の失敗と対策
メンテナンスして快適なリールにしたいのに、失敗したら元も子もありませんよね!
そこで、良くある失敗と事前の対策をご紹介しますので、せっかくのメンテナンスを成功させましょうヽ(´▽`)ノ
良くある失敗 | 事前の対策 |
パーツを失くした。 | ピンセットで慎重に! 外す際に飛ぶ可能性のあるパーツの場合、袋をかけたり、ダンボールの中で作業して失くさないようにしましょう♪ |
分解したのはいいけど、戻せなくなった。 | 分解したパーツは順番に並べて戻しやすくして、手順ごとに写真を撮っておけば必ず戻せるようになります♪ 写真を撮り忘れた場合は、Webでリール分解図を確認してみましょう! |
リールの動きがおかしくなった。 | パーツが足りていないか、パーツの向きが合っていません! メーカーの分解図を見てもパーツの向きなどは分かりずらいので、写真を撮っておきましょう♪ |
ハンドル側を分解!
メンテナンスはまずハンドルから分解していきます(´∇`)
分解したパーツはパーツクリーナーとキッチンペーパーで洗浄しましょう♪
プラスドライバーとモンキーレンチでハンドルを外します♪
左ハンドルの場合は、逆ネジ(時計回りで緩む)になっているので注意です(^o^)ノ
ワッシャーとスタードラグを外します!
中にはバネが入っているので、飛ばさないように注意です♪
この部分のワッシャー類は、向きが決まっています!!
向きが分からなくならないようにしましょう∑(゚Д゚)
リールカバーを外すので、プラスドライバーでネジを外します!
メカニカルブレーキのキャップを外すと、リールカバーが取り外せます((´∀`))
リールカバーを外した状態でリールをひっくり返すと、バネなどが取れてしまうので注意です∑(゚∀゚」)」
この部分のパーツは上下の向きがあるので注意です!
音出しピン・バネが差さっているので、紛失に注意です!!
ドライブギアには真っ黒のグリスがベッタリ!
ドライブギアは、ビンにパーツクリーナーを入れてつけ置き洗浄して綺麗に♪
綺麗になったドライブギアに傷がないか確認しておきましょう(´∇`)
ハンドルシャフトの根元は3つのネジで止まっているので、プラスドライバーで取り外します!
ピニオンギアは手で持ち上げると外すことが出来ます(´ー`)ノ
ピニオンギアもつけ置き洗浄をして、傷がないか確認しましょう♪
ハンドル側の分解がほとんど終わりました(o’∀’)ノ
レベルワインド
次にレベルワインドは分解していきます♪
赤丸のEリングをマイナスドライバーを使い、テコの原理で取り外します!
非常に飛んで失くしやすいので、袋を被せたりダンボールの中で取り外して紛失に注意∑(゚Д゚)
Eリングを外すと、反対側からレベルワインドが抜けます♪
プラスチックのカラーが入っていたので、この機会にベアリングに交換しました(*´ェ`*)ノ
これで分解は完了です(。・ω・。)ノ
組立て
最後に組立てを行います!
オイルとグリスアップをしながら組立てるのですが、オイルとグリスの使い分けが悩ましいですよね…( ;^ω^)
そこで簡単な使い分け方を説明します♪
オイルとグリスの特徴
オイルは粘度が低く油膜が切れやすいですが、潤滑効果に優れています。
逆にグリスは粘度が高くて耐久性と防錆性に優れています。
なので、高速で動くベアリングやシャフトにはオイルが向いています。
リール本体やワッシャー等の可動しないパーツはグリスが向いています。
例外としてドラグ用のパッドにはドラググリス、ドライブギアとピニオンギアにはギアグリスを塗ります!
レベルワインドは好みにもよりますが、巻き心地を優先する場合はオイル!
耐久性や防錆性を優先する場合はグリスまたはギアグリスを使います(^o^)ノ
しかし頻繁にメンテナンスしない方や頻繁にメンテナンス出来ない箇所(ハンドルシャフト根元のベアリング等)はオイル切れが発生しやすいので、グリスか「ナスカルブ」がオススメ♪
ナスカルブは耐久性に優れていて、パーツクリーナーで洗浄しても落ちないようです∑(゚Д゚)
オイルとグリスの使用箇所まとめ
オイル
- ベアリング(お好み)
- レベルワインド(お好み)
- シャフト
- ワンウェイクラッチ(画像の赤丸部)
グリス
- ベアリング(お好み)
- レベルワインド(お好み)
- ドラグ用のパッド(ドラググリス)
- ドライブギアとピニオンギア(ギアグリス)
- 上記のオイル・グリスを塗らない箇所すべて
最後に
最初はドキドキするリールメンテナンスも、慣れれば簡単に早くできるようになります♪
リールを新品よりの良い状態にして、釣りを楽しみましょう(*´ェ`*)ノ
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