前回は漆塗りの本番を行いました。
今回はリールシートやロッドガイドの取付、籐の装飾を行います(^∇^o)ノ
竿作りの手順
このような手順で竿作りを進めていきます(^-^)v
赤文字は今回の記事で行う手順です♪
- 布袋竹の伐採
- 布袋竹の汚れ取り
- 布袋竹の油抜き
- 布袋竹の曲がり取り
- 布袋竹の乾燥
- 布袋竹とグラスソリッドの接着
- リールシート取付部の加工
- 漆(うるし)塗りの練習
- 漆(うるし)塗りの本番
- リールシートやロッドガイドの取付
- 籐の装飾
- 伊勢海老竿を2本追加で作成(元径9mm)
必要なもの
●トップガイド/ロッドガイド
トップガイドは5mmで、ロッドガイド6mmを3コ、8mmを3コ、10mmを1コ使用しました♪
●リールシート
ベイトキャスティングの用途で考えている方は、指掛けがついているリールシートを探す必要があります!
伊勢海老用であれば指掛けは必要ありません♪
●接着剤
布袋竹とグラスソリッドを固定します。
強度の確保のため、二液性のものがオススメです♪
●スレッド
サオヒロのスーパースレッド No.26を使用しました♪
リンクは特性うるしを販売する東邦産業のスレッドです(´∇`)
●籐
カッコイイ竿を作るなら必要です(^o^)ノ
●マスキングテープ
スレッドを真っ直ぐ巻くために必要です。
リールシート取付
まずはマスキングテープでリールシートの位置を決めます( ^∀^ )
位置が決まったらスレッドを巻いていきます!
スレッドの巻き方はこちらを参考にしてください♪
籐を重ね巻きするので、竹のボコボコによって真っ直ぐ巻けなくても問題ありません(*´ェ`*)ノ
上・中・下と3箇所巻きおわりました!
解ける事がないようにエポキシを塗ります!
手頃な刷毛がなかったので、CDをハサミで切って塗りました(´∇`)
次に籐を巻いていきます。
籐の巻き方はこちらを参考にしてください♪
ホームセンターで購入した籐を巻いてみましたが、直径2mmもあるのでイカツイですね( ゚Д゚; )
そこで急遽0.9mmの籐をAmazonでポチッと!!
さすが最高級の籐です♪
ブランクの接合部はスレッドを巻いていますが、籐の方が見た目が良かったので籐に変更しました♪
【塗り1回目】
このままでは一体感が無いので、漆塗りをします♪
まずはマスキングをして、「透」漆をトロトロに流れるくらいまで薄めます。
籐の隙間に流すように塗って、すかさずティッシュで拭き取ります!
厚塗りになると、籐の質感が失われるためです( ゚∀゚; )
【塗り2回目】
塗る前と比べると、いい色が出てきました(*´ェ`*)ノ
【塗り3回目】
#1000の耐水ペーパーで表面を削ってから、同じように「透」を塗って完成としました(*´ェ`*)ノ
結び目に接着剤を染み込ませておくと、解けなくて安心ですね♪
ロッドガイド取付
まずガイドをマスキングテープで仮固定して位置を決めます!
接着剤で止めてもいいのですが、微調整ができるようにマスキングテープのみで取付けました(´∇`)
スレッドの巻き方はこちらを参考にしてください♪
リールシートにリールを取付け、ラインの通りを目安に取付けます。
一番下のバッドガイドから決めていったほうが、真っ直ぐ取り付けやすかったです(´ー`)
最後にトップガイドを固定♪
全てのガイドを取付けたあとは、エポキシで強度を上げます!
写真のようにCDをハサミで切って作った刷毛で塗りましたが、デコボコに対応できないので100均などの使い捨て用途の筆を使ったほうがキレイにできると思います(^o^)ノ
《自作》伊勢海老竿 完成
完成品の全体像♪
布袋竹グリップ♪
穂先♪
リールシート籐巻き♪
500mlペットボトルを釣ってみました!
まだ余裕がありますが、1kgはキツそうです(・∀・)
第一弾としてはイイものが出来ました(*´ェ`*)ノ
次回作として、現在はブランク元径9mm(本記事の竿は元径8mm)の伊勢海老竿を2本同時に制作しているので、それをお披露目したいと思います♪
コメント一覧
初めまして
今野と申します
海老竿作りの記事を拝見しました
自分も作ろうと思って
ちょっと、教えて貰いたい事がありまして、漆塗りで1回目を塗ったら、何日ぐらい乾かしてから重ねて塗ったらいいですか?
それと、研ぎ出し2回目以降は、透きか、本透明を塗ってから研ぎ出しをすると書いてました。
透き本透明を塗ったら何日ぐらい乾かして研ぎ出しをしたらいいですか?
教えて貰えると助かります
ご覧頂きありがとうございます♪
放置時間の説明が抜けていましたm(_ _)m
漆塗りは重ね塗り、研ぎ出し時ともに丸1日乾かしてから次の作業に移りました!
部屋の温度があまりにも低くすぎたり、厚く塗りすぎて乾いていない場合は、表面がカチカチではなくベタベタしているので分かると思います♪
その場合は+1日待ってあげると良いと思います^_^
私の場合は、1日1作業、1日30分程度の作業時間を完成まで続けました(^o^)
漆塗りをする日と、研ぎ出しをする日が1日おきにくるような作業日程です♪
慌てず丁寧にゆっくりが大切だと感じました。
作って良かったと思える一本が出来ることを願っています♪
ありがとうございます
時間をかけていいものを作ります